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日本庭園

​Green Finger


(2:0:0)
上演時間15〜20分

登場人物

・文 学(カザリ マナブ)
わりと有名な物書き、郊外の大きな一軒家で恋人と暮らしている。年上で受け。

・日向 緑(ヒュウガミドリ)
小さなグリーンショップを経営している。恋人の家で一緒に暮らしている。年下で攻め。
※兼役:記者

緑M:

読み書きを覚えて、そこら中に自分の名前を書いていた頃。
ふと目に留まったその言葉。
映画か本か、何で見たかはもう忘れてしまったけれど。
母親に意味を尋ねて、教えてもらったその言葉に。
「自分もそうなりたい」と、目を輝かせたのを覚えている。



緑:

「Green Finger」



(とあるホテルの会場 マナブが記者達を前に新作発表のインタビューを受けている)

学:

はい。今作のタイトルにある「夢想」は、「夢」が「自身の追体験」を。「想」は文字通り「想像の世界」を表しています。
主人公が部屋から出ることは無く、日常の景色や物をトリガーにして「思い出」と「想像」の世界を渡り歩く。
そんな夢想の中、主人公の傍らには必ず恋人の姿があります。
恋人から送られてくる異国の情景。主人公は訪れたことの無いその場所を、恋人と共に旅をするんです。
写真に添えられたメッセージから、恋人を想って……。
なんて、昨今の情勢で旅がしたくてもなかなかできない鬱憤を、僕なりに作品にぶつけたらこうなっただけなんですけどね。
「旅」がテーマだったはずなのに、無意識に恋愛が絡んできてしまうのは、恋愛小説家の性ってやつでしょうか。
表題作の他にも、「季節と時間」がテーマの「シキ折々」や未発表の短編もありますので、ぜひお手に取って見てください。
では、次の質問を……はい、後ろから3列目の……端の方、どうぞ。

記者:

箱庭文芸です。カザリ先生といえば、最近では作品だけでなく先生ご自身に注目が集まることも多いですよね。
某女性誌で発表された「抱かれたい有名人ランキング」では、俳優や歌手の方などを抑えて先生が上位に入ったことも話題になりました。
是非、その時の感想をお聞かせください!

 

学:

そちらのランキングは僕も拝見しました。
僕の様な、いち物書きの名を挙げてくださった皆様には感謝しかありません。
物書きとしては、このような注目の浴び方は些か不本意ですが……それで僕の作品に触れる機会が増えたのなら幸いです。
それと、「シニアの部」という銘打ちを伏せて報道してくださったメディアの皆様にも深く感謝します。

(会場に笑いが起こる)

学:

以上で終了となります。本日は新作発表の場にお集まりいただきまして、ありがとうございました。



学M:

───フィクションだ。

作品のことではない。確かに僕の小説はフィクションだが、ここで指しているのは「僕自身」だ。
「サイン会での対応が紳士的だった」「握手した手が綺麗でドキドキした」「薄くて形の良い唇がセクシー」
女性誌に寄せられていた赤裸々なコメントには正直驚いた。
丁寧に述べた謝辞も、相手に向ける笑顔も、全て形式的なものであって他意などない。
宣伝と社交用に用意された架空の僕に、人々は好意を寄せてくれる。
だけど本当は……

(マナブ 帰宅、玄関にて)

学:

疲れた……。

(家の奥へ聞こえるように)ただいまー。

 

緑:

(居間から)あれ、先生?
(廊下へと出てきて)お帰りなさい。思ったより早かったですね?

 

学:

うん、予想以上にエネルギーを使ったから。パーティーの方は早々に切り上げてきたよ。

 

緑:

それはお疲れ様です……でも、よかったんですか?

 

学:

なに、挨拶は一通り済ませたから問題ないよ。あっても佐山がなんとかするさ。

 

緑:

またそうやって佐山さんを困らせる。

 

学:

担当編集とはそういうものだよ。

 

緑:

パワハラで訴えられても俺は弁護できませんよ。

 

学:

恋人と居る時間を作るためにしたことだ、君も共犯さ。

 

緑:

「疲れたから逃げてきた」んじゃ?

 

学:

手厳しいね。

 

緑:

はは。鞄、持ちますよ。

 

学:

ありがとう。

 

緑:

それで、今回はなんて言われたんですか?

 

学:

いつも通りさ。くだらない世間話や僕の容姿への世辞ばかり。作家仲間も居なかったから本当に退屈だった。

 

緑:

で、抜け出してきたと。

 

緑:

あ、それだと食事もまだですか?

 

学:

軽食はツマんできたけど、小腹は空いてるかな。

 

緑:

お米が炊き始めたばかりなので……一時間ほど待てますか?

 

学:

幾らでも待つよ。

 

緑:

お風呂はさっき掃除したので、もうすぐ入れ……ん?

 

学:

うん?どうしたんだい?

 

緑:

先生……

 

学:

ミ、ミドリ君?そんなに真っ直ぐ見つめられると照れるんだけど……

 

緑:

……もっと近くに来てください。(腰に手を回して抱き寄せる)

 

学:

おっと!ミ、ミドリ君!?

 

緑:

(顔をだんだん近づける)……

 

学:

(意を決してキスを受け入れようと目を瞑る)っ……

 

緑:

……先生、唇の皮を剥きましたね?

 

学:

…………へ?

 

緑:

ですから、またご自分で唇の皮を剥きましたね?と聞いているんです。

 

学:

唇の……皮……?

 

学:

あ、あー……そういえば……したような……?

 

緑:

覚えてすらないんですか?俺があれほど無理やり剥がさないでくださいと再三注意しているのに。

 

学:

い、いやぁ面目ない。乾燥していると気になって……つい噛んでしまって……

 

緑:

だから乾燥しない用にリップクリームを持たせているハズなんですけどね。

 

学:

で、でも……朝出かける前に君が塗ってくれたじゃないか。

 

緑:

確かにものぐさな先生の為に保湿力が高いものを選んで使ってますが、一日ひと塗りでカバーしきれるわけないじゃ無いですか。

 

学:

悪かったよ……もうしないから、とりあえず離して……

緑:

(マナブに口付ける)

 

学:

むっ!?

 

学M:

突然の口付けで反射的に閉じてしまった僕の唇に、彼の舌先がぬるりと割り入ってくる。

驚いて硬直した僕の舌を、彼の舌端が掬いあげる様に絡め取り。
暫し、呼吸を忘れる。

 

学:

(ミドリの胸を叩きながら呻く)

 

緑:

っはぁ……先生、生娘じゃないんですから。鼻で息くらいしてください。

 

学:

……っ……だ、誰のせいだと……

 

緑:

先生が言いつけを守れないせいですね。

 

学:

……まるで幼な子だな……

 

緑:

俺がですか?それとも先生?

 

学:

……どちらもだよ……

 

緑M:

潤んだ瞳と上気した頬で、俺を力無く睨みながら口元を拭う先生。

抗議しているのか誘っているのか。気付けば俺は、先生をもう一度抱き寄せていた。

 

学:

あっ……ちょっと……待ちなさ……

 

緑M:

抵抗する声ごと、呑み込む様に口を塞ぐ。
薄く張り出た下唇を吸い上げ、舌先でゆっくりなぞると、呼吸に甘さが灯った。

 

学M:
剥がしてしまった部分を、彼が慈しむ様に舐め上げる。
それだけで、彼を押し退けようとする腕に力が籠もらなくなってしまう。
その時、給湯器から矢鱈と軽快な曲が鳴り響き、機械的な音声が流れた。どうやら湯が沸いたらしい。

 

緑:

(体を離して)お風呂、沸いたので入ってきてください。

 

学:

…………ぁ……あぁ……うん……

 

緑:

シャツはクリーニングに出すので、洗濯カゴには入れないでくださいね。

 

学:

わ、分かってる。

 

緑:

それじゃあ、俺は支度してきます。

 

学M:

ミドリ君が台所へと姿を消したのを見送って、僕は熱くなった顔を覆う。

 

学:

……何を……残念がってるんだ……!


(風呂 マナブが浴槽に浸かっている)


学:

はぁ〜……極楽極楽……

 

緑:

(扉を開けて)オッサン臭いですよ、先生。

 

学:

きゃー!!覗かないでよ!ミドリ君のエッチ!!

 

緑:

生娘なのかオッサンなのかハッキリしてください。

 

学:

誰が生娘だ!

 

緑:

先生の裸なら毎日見てるじゃないですか。

 

学:

今は僕だけ裸だから恥ずかしいんじゃないか!

 

緑:

俺の裸が見たいんですか?先生のえっち。

 

学:

出ていってくれ。

 

緑:

嘘ですよ、ちゃんと用事があってきました。(浴室に入ってくる)

 

学:

……今?

 

緑:

えぇ、今じゃなきゃダメです。(浴槽のフチに瓶を置く)

 

学:

……これ……蜂蜜……?

 

緑:

ほら、先生。こっち向いてください。

 

学:

うん?

 

緑:

で、少し上を見て……そう。(蜂蜜を指で掬い、マナブの唇に塗る。)

 

学:

ひほいふん?

 

緑:

喋らないでください。蜂蜜パックですよ、唇に塗ってラップを被せたら五分ほど置いてください。

 

学M:

少々強引な態度とは裏腹に、唇に触れる彼の指は酷く優しい。

少しずつ丁寧に、唇に乗せられる蜂蜜と彼の優しさが。

 

学:

ふふ……

 

緑:


くすぐったいですか?もう少しだけ我慢してください。

学M:

酷く甘くて、くすぐったい。

緑:

はい、できました。そしたらラップを被せて……あ、ダメですよ舐めちゃ。

 

学:

美味しい。

 

緑:

犬ですかアンタは……

 

学:

おかわりだワン!

 

緑:

一から躾が必要みたいですね。

 

学:

冗談だよ、「待て」ぐらい出来るとも。

 

緑:

そういうのは出来てから言ってください。

(上を脱ぐ)よっ……と

 

学:

み、ミドリ君?どうして急に服を脱ぐのかな?

 

緑:

いえ、飼い主がしっかり見張っておかないと言うことを聞きそうになかったので。(下を脱ぐ)っと……

 

学:

どうしてちょっと大きくなってるのかな!?

 

緑:

ワンちゃんプレイに図らずしもグッときたので。

 

学:

お、オッサンなのは君じゃないか!プレイって言うな!!

 

緑:

冗談ですよ、俺も汗をかいてしまったんでもう一緒に入ってしまおうかと。

 

学:

上と下で表情が一致していないんだけど!?

 

緑:

「下の表情」ですか。さすが先生、小説家は言うことが違いますね。

 

学:

だんだん楽しんでないかい君!?

 

緑:

バレましたか。まぁ冗談はさておき、舐めてしまった所を塗り直すので大人しくしてください。

 

学:

本当に何もしないだろうね?

 

緑:

催促ですか?

 

学:

念押しだよ!

 

緑:

はは、しませんよ。ほら、上向いてください……よし、できた。ラップ被せますね。

 

学:

んん……あ、穴開けてくれてるんだね。

 

緑:

多少は喋りづらいかもですが、五分なんで我慢してください。

 

緑:

さ、俺も入るんでちょっと前に詰めてもらえますか。

 

学:

ん……後ろから抱きかかえるの好きだよね、ミドリ君。

 

緑:

昔は抱き枕がないと眠れないタイプだったんで。

 

学:

僕は抱き枕代わりかい?

 

緑:

それにしては少々おてんばですね。

 

学:

誰がおてんば生娘だ!

 

緑:

言ってませんよ。

 

学:

……それにしても、ミドリ君はよく知ってるよね。

 

緑:

何がですか?

 

学:

こういう、蜂蜜パック?とかさ。僕は特別無頓着な方だとは思うけど、男の子にしては珍しいんじゃないかい?

 

緑:

色々調べてるんですよ、先生が特別無頓着なので。

 

学:

僕のため?

 

緑:

えぇ……俺が、面倒を見たいので。

 

学:

ふふ……愛されてるなぁ……

 

緑:

ん……(抱く腕に少し力がこもる)

(暫しの沈黙)

学:

…………あの、ミドリ君?

緑:

お気になさらず。

学:

どうしてまた大きくな

緑:

お気になさらず。

学:

無理だよ!主張が激しいんだよ見えないくせに!

 

緑:

ただの生理現象です。

 

学:

そんなタイミングかなぁ!?

 

緑:

本当に気にしないでください。

 

緑:

これは……後でで良いので。

 

学:

「後で」ってなに!?

 

緑:

それより先生。ご飯、どれぐらい食べますか?

 

学:

本当に気にしない体でいいんだね……。

軽くでいいよ、野沢菜の漬物がまだあったろう?

 

緑:

ありますよ。それならご飯は……味噌の焼きおにぎりにしましょうか。少し甘めにして。

 

学:

最高だね!久保田の冷やでキュッと一杯……ミドリ君、早く上がろう!

 

緑:

そうですね。そろそろ五分経ちますから、ラップも外していいですよ。

 

学:

このあとはどうすればいいんだい?

 

緑:

擦らずに、水で優しく洗い流して下さい。

 

学:

了解っ。


(風呂上がり 脱衣所)


学:

おぉ〜。これは確かに、唇がしっとり保湿されてる気がする……。

 

緑:

先生、髪乾かすんで座って下さい。

 

学:

はいはい。

 

緑:

っふ……

 

学:

どうしたんだい?

 

緑:

いえ、最初はドライヤーもかなり恥ずかしがってたので。成長したなぁと。

 

学:

言うことを聞かないと後が怖いって学んだからね。

 

緑:

賢明ですね。

 

学:

それに……こうして君に頭を拭かれて、乾かしてもらうのは……気持ちが良い……。

 

緑:

たまにそのまま眠ってしまう時もありますからね。

 

学:

それは締め切り明けの時だけだろう?緊張の糸が切れるというやつさ。

 

緑:

はい、だから俺は締め切り明けの先生が大好きです。

 

学:

……君の愛は歪んでるってよく言われない?

 

緑:

耳が赤いですよ。

 

学:

のぼせたからね。

緑:

……はい、出来ました。

 

学:

ありがとう。さぁ!ご飯だご飯。

 

緑:

先生。

 

学:

何だい?


緑:

スキンケアがまだですよ?

 

学:

えぇ…………

 

緑:

そんなしわくちゃ電気ネズミみたいな顔してもダメです。しわ増えちゃいますよ。

 

学:

今はシワの一本より味噌焼きおにぎりの方が大事なのに!

 

緑:

先生は絶対にギャンブルしないでくださいね。目先の欲に弱すぎるので。

 

学:

運はめっぽう良いよ僕。

 

緑:

そうでしたね。はい、目瞑ってください。

 

学:

んぅ……

 

緑:

……先に言っておきますけど、これが終わったら爪も切ります。

 

学:

君は鬼なのかい!?

 

緑:

いいえ、庭師です。

 

学:

グリーンショップの経営者でしょう!

 

緑:

それはまた別の肩書きです。今は、先生という庭を手入れする庭師ですよ。

 

学:

……君が時々オッサン臭い発言をするのは僕の影響だったりするのかい?

 

緑:

さぁ?自覚がおありならそうなのでは?

 

学:

「ああ言えばこう言う」ところは出会った頃からだったね。

 

緑:

あのころの先生は、無頓着が服を着て歩いている様でしたね。

 

学:

僕のことはいいんだよ!

 

緑:

さ、スキンケアも出来たんで先に居間に行ってていいですよ。俺も乾かしたらすぐ行きます。

 

学:

うん……あ、ご飯かき混ぜとくね。

 

緑:

ありがとうございます。


(居間 ミドリも戻ってくる)


緑:

先生、爪切り出しておいて下さい。俺は味噌ダレ作っておくので。

 

学:

……爪切り……ご飯の後でもいいんじゃない?

 

緑:

ダメです。お風呂上がりが一番爪が柔らかくて、切るときに負担が掛からないんですから。

 

学:

……そうだったね。それも調べてくれたんだよね。

 

緑:

手は先生の商売道具でもありますからね。念には念を、ですよ。

 

学:

愛されてるなぁ。

 

緑:

いいかげん諦めて愛され尽くして下さい。

 

学:

初めて聞くタイプのプロポーズだね。

 

緑:

それに、トースターで焼く間に切るんでタイムロスは無いですよ。

 

学:

それも……そうか……。

 

緑:

今味噌塗ってるんで、早く爪切り出してきて下さい。

 

学:

はーいはい。

(居間 トースターから味噌の焼ける香ばしい匂い、爪切りのパチンと言う音が響く)

学:

……随分と。

 

緑:

はい?

 

学:

いや……随分と楽しそうだなぁ……と思って。

 

緑:

先生の爪を切るのが?

 

学:

まぁ……それも含めて……。

僕の世話を焼いている時の君の顔……見ているこっちが恥ずかしくなるよ。

 

緑:

それは……惚気ですか?

 

学:

当人同士では成立しないんじゃ無いのかい?

 

学:

デレる……と言うやつだよ。

 

緑:

ははっ……先生こそ……

 

学:

うん?

 

緑:

俺に世話を焼かれている時の顔……見ているこっちまで、嬉しくなりますよ。

 

学:

っ…………

学M:

あぁ……そうだ。
植物を熱心に育てている彼を見て……僕もあんな風に愛されてみたいと、思ったんだっけ。
宣伝と社交用に用意された、「架空の僕」じゃなく。
たった一人と向き合う、「本当の僕」を。


(居間 食卓に並ぶ味噌焼きおにぎりと野沢菜の漬物、あさりの味噌汁、久保田の冷やにお猪口が二つ。)


学:

ん〜っ!美味い!!

 

緑:

ははっ……先生、がっつきすぎですよ。

 

学:

あれだけ焦らされたんだ、そりゃあがっつきたくもなるよ。

 

緑:

まったく……ほんの数分のケアで大袈裟です。効果の程は先生が一番自覚されてるはずですけど。

 

学:

お陰様でどこもかしこもピカピカだよ!ミドリ大先生さまさまだね。

 

緑:

調子がいいですね。

 

学:

んっ!この甘めの味噌ダレと塩辛い野沢菜のパリパリとした食感……!
(ぐいっとお猪口を呷る)っかー!たまらん!!

 

緑:

どれだけケアしても、中身は年相応ですね。

 

学:

悪かったねオッサンで、いいや!悪いことなど無い!オッサン万歳!!

 

緑:

明日は一日オフですけど、あんまり飲みすぎたらむくみますからね。その徳利で最後ですよ。

 

学:

「あふたーけあ」まで万全だねぇ……

 

緑:

愛ゆえに、ですから。

 

学:

んふふ……ミドリ君は……僕の世話を焼く天才だねぇ……

 

緑:

それが俺の……夢でしたから。

 

学:

ゆめぇ……?

 

緑:

ほら、もうお酒はお終いですよ。お水飲んでください。

 

学:

んん……はぁーい……



緑M:

たった一人、愛する人に必要とされる人間に。



学:

「Green Finger」

ーFinー

​さが

​ぜったん

​すく

​かしん

​やたら

​とっくり

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